用途に応じて…着物の収納方法をご紹介！

こんにちは！和ものや傳の高山です。
年が明けて、もう1ヶ月。時が過ぎるのは早いですね。
お正月に新年会…早速着物を着たよ！という方も多いかと思います。
まだの方も、2025年は始まったばかり。
これからたくさんの着物を着る機会に巡り合えますよ～！

 

今回は着物を着た後の事。
収納
をテーマに、高山のゆる～いイラストをつけて語っていきたいと思います！

 

 

 

 

着物・帯

まずは着物と帯。
とっておきの一張羅やカジュアルな普段着…。
用途や素材などによって、収納方法も様々だと思います。
今回はしっかり本格的な物から、簡単な物まで、いろいろなやり方をご紹介していきますね。

 

箪笥にしまう
桐箪笥といえば、着物を着る方は一度は憧れるのではないでしょうか？
桐は防虫効果や湿度や温度を適切に保つ作用があり、衣類を保管するのに適しているそうです。
着物をしまうのなら、ベストと言えますね！

…ただし、注意点も。
・新品だと中々に高価である
・お部屋のスペースがある程度必要である
・１つの引き出しに入るのは２，３枚である
という点は念頭に置いておいた方がよさそうです。

長く着続けたいとっておきの着物や帯を綺麗に保管しておきたい。
そんな時にはやはり桐箪笥の安心感はピカ一ではないかと思いますよ！

 

 

プラスチックケースにしまう
ホームセンターなどには必ずある、収納の味方、プラケース！！
持ち運びもらくちん。モノによっては、重ねられるタイプもあります。

気を付ける所は
・湿気がこもりやすい
・詰め込み過ぎに注意
という点でしょうか。

湿気が多いとカビや虫食いの原因となり、着物や帯にダメージが！
プラケースは密閉性が高いので、防湿剤なども使いつつ、定期的に換気をした方が良いでしょう。
また、たくさん入るのがウリのケースも多いので、ついついいっぱいしまいがち。
そうすると先程述べた湿気の原因や、重みで下の物が傷んでしまったりする恐れもあります。

以上の点を鑑みて…
頻繁に出し入れする、デイリーユースの着物や帯をしまっておくのにピッタリですね！

 

 

 

ラックにかける
プラケース同様、ホームセンターで扱っているハンガーラック！
こちらに着物をかけていきます。

低いと引きずってしまいますので、出来るだけ高くする事をおすすめいたします。
ただ、注意点がありまして…
袷の着物（特に正絹）は重みで攣る…つまり、表地と裏地がずれてしまう可能性があるという事です。
もし洋服ハンガーにかけるのなら、攣りにくいポリエステルや、そもそも裏地がついていない単衣着物や浴衣などが良いでしょう。

 

袷着物をかけたい時にはこちら

スラックスハンガー！
こちらに畳んだ着物をかけますと、そういった心配は無くなります。
この形状ですと、帯もかけられますしね。
ただ、プラスチック製の物は重みに注意！どっしりとした刺繍の帯などは厳しいかもしれません。

 

ハンガーラックは気軽で便利な反面、ホコリや色やけが気になる所。
季節が限られて短期間にヘビロテする着物や帯を中心にかけていくのが良いかもしれません。

ちなみに筋金入りのズボラ人間、高山はこちらの方法をメインにしております(笑)

 

以上、着物や帯の収納方法をご紹介いたしました！

 

 

 

 

帯締め・帯揚げ

さて、次はこちら。
着物を着る時の大事な小物、帯締めと帯揚げです！
小物はついつい集めちゃって数が増えがち。収納に悩む方も多いのではないでしょうか？

 

 

束ねる、たたむ
礼装用に多いですが、金糸の入った物や、綸子などの繊細な生地の物は、扱いに緊張してしまいますよね。

そういったハレの日向けであまり使わない物は、綺麗に保管がオススメです。
小物用の引き出しや、大きめのお菓子の箱などに、シワが付かないように畳んでしまいましょう。
帯締めの房もバラけないよう、チラシの裏紙などで良いのでクルっと巻いておくとスッキリしますよ。

 

 

結ぶ、まとめる
デイリーユースの小物たちは、とにかく見やすさが命！
コーディネートを考える際も「これかな～いや、やっぱりこっちの方がいいかも」と迷ってしまう事がしばしば。
そんな時に、綺麗にまとめた物を出したりしまったりは大変です。

帯揚げは縦に四つ折りした後、二つ折り。くるくると丸め、引き出しや箱に詰めていきます。
帯締めは二つ折りでも三つ折りでも、収納先にちょうど良い長さで結んでいきます。
結んだり丸めたりで少し跡がついても大丈夫な、普段着用の収納におすすめです。

 

 

かける、吊るす
あまりスペースがとれない！という場合、お役立ちなのは壁かけラック。

100均に売っているような升目になっているタイプや、バーになっているタイプが使いやすいです。
そこに帯締めや、ちょうど良いサイズに折りたたんだ帯揚げなどをかけていきます。
これはとにかく楽！ちょっと迷ってシュっと取り出したりも簡単。
そして場所を取らずコンパクトなのが嬉しいですね。
注意点があるとしたら、色やけしやすい事。
ライトや日光を浴びやすい場所に置くのはやめた方が良いかもしれません。クローゼットやタンスの内扉にちょうど良さそうですね。
こちらも、日常使いの小物たちを収納するのにピッタリです！

 

 

 

 

 

以上、着物や帯、和装小物達の収納方法をいくつかご紹介してみました。
こちらは、色々な方からお話を聞いたり、実践されている様子を見せていただいたりした物をまとめております。
それぞれのお部屋やお手持ちのアイテムによっても、収納方法は無限大にあると思います。
「私はこんな風にしまってるよ！」という新たな収納方法をお持ちの方、
ぜひ、私達に教えて下さいね！

 

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