アンティーク着物って何?特徴や選び方をご紹介!

  • 投稿日:2023.08.26
  • カテゴリ: その他

こんにちは、和ものや傳の高山です!

 

もう8月も終わりだというのにまだまだ暑い日が続きますね。
皆様どうか水分補給や体調に気を付けて、厳しい残暑を乗り切りましょう!

 

 

さて、今回のブログではアンティーク着物についてお話したいと思っております。

アンティークのこっくりとした深みのある色合いや大胆なデザイン。

オシャレの秋にぴったりだと思い、選ばせていただきました。(個人の感想です)

 

 

今回は
・アンティークとリサイクルの違いは?
・扱う際の注意点
・着る時のちょっとしたひと手間!
などをお伝えしていきたいと思います!

 

 

 

 

アンティーク着物って何?

アンティーク着物とリサイクル着物という言葉は聞いた事がありますか?
どちらも古着の着物という点では一緒なんですが…

 

一般的には
アンティークは大正、昭和初期の戦前の着物
リサイクルは戦後以降の着物
とされています。

 

つまりアンティーク着物は、今から約100年程前の着物という事になります。

 

しかし、着物には製造年月日が記されている訳ではありません。
一体どこでリサイクルとアンティークを見分けるのでしょうか?

 

いくつかのポイントをご紹介いたします。

・胴裏に紅絹が使われている

紅絹(もみ)というのは赤く染めた薄手の絹織物。
アンティーク着物は、この紅絹を胴裏に使っている物が多いです。
当時、紅絹は体を温める効果があると信じられていたそうで
裏地や襦袢などに使われていたようです。(科学的根拠はないんですけどね)
この紅絹、すべすべしていてとても触り心地が良いんですが…
色移りしやすいという事もあり現在は使われていません。
なので、アンティークを見分けるポイントになります。

 

・大胆でカラフルな柄行

愛好家の方に「アンティーク着物の魅力は?」と聞くと
「現代に見られない色使い、柄」と答える事が多いでしょう。
アンティーク着物が実際に着られていた大正時代は、
西洋と日本の文化が混ざり合い「大正ロマン」の文化が生まれました。
海外から入ってきた鮮やかな色合いの化学染料。
当時のヨーロッパで花開いたアールヌーヴォー、アールデコ。
それらと着物が融合して、現代まで愛される独特なデザインが生み出されたのです。

 

紅絹裏
大胆な色柄

 

もちろん全てのアンティーク着物に当てはまる訳ではありません。
ですが、このポイントを覚えておくと「これはアンティークだな!」と
見分けられる確率が上がります。

 

 

 

扱う際の注意点

アンティークは約100年前の着物。
その事を念頭に置いて選んでいただく事が必要です。

 

・サイズ感
当時の人と私達現代人では、体型も着物の着方も違います。
一言で言うと、小さい物がほとんどなのです!
身丈は平均して140~150㎝程。裄は60㎝前後の物が多いです。

それと反比例して、お袖は長い物が多いです。
現代の仕立て上がりが約49㎝に対し、60㎝~70㎝くらいの物も。
襦袢をどうするかは、次の項目でお話しますね。

 

・ダメージ
長い時を経た着物はとても繊細です。
強い力で引っ張ったりすると、生地を傷める原因となりますのでご注意下さい。
また、経年での変色や多少の汚れが見受けられる物もあります。
アンティーク着物を見る時は、ダメージもしっかりと確認。
「これなら大丈夫かな」とご納得いただいた上での購入をオススメします!

 

 

 

着る時のちょっとしたひと手間!

さて、アンテイーク着物をゲットしたら、実際に着用してみましょう。
ちょっとした工夫をすると着姿がより素敵になりますよ。

 

・身丈が短い場合

「丈が短いけど…おはしょりを出したい!」
そんな時は、腰紐の位置を変えてみましょう。
下に下げる程、おはしょりが下にでます。
ギリギリ腰骨の辺りまででしたら、動きがそこまで制限されないと思います。

 


カジュアルテイストなら、いっそ対丈(おはしょり無し)で着るのもありですね。
その場合も紐は2本使って、
小さいおはしょりを作って帯の中に入れると崩れにくいです。

 

・袖丈が合わない場合

先述の通り、アンティーク着物は袖丈が長い物が多いです。
現代の標準丈、49㎝の襦袢を合わせると…

襦袢がペロリとこんにちは!(白いのが襦袢です)

ちょっと、気になりますね。
でも、丈の違う袖ごとに襦袢を用意するのは難しい。

 

これを避けるためには
1.襟付きの肌着を着る

襦袢ではなく、襟付きの肌襦袢を着用します。
余裕があれば、丈に合わせた替え袖(うそつき袖)があるとベストです。

 

 

2,襦袢を留めてしまう
秘密道具!

安全ピ~ン!!!(某猫型ロボット風に)

 

どうしてもという場合はお袖の部分を出ないようにしちゃいましょう。

できるだけ奥の方で留めてあげて下さい。

 

ちなみに安全ピンは、これ以外にも応急処置で役に立つ時がたくさんありますので
アンティーク着物でお出掛けする際は、バッグに忍ばせておくと良いですよ!

 

 

・和洋ミックスしちゃう

ネットでとても可愛いコーデを見たので、真似して描いてみました(笑)

モダンなアンティーク着物は、洋装とも相性抜群!
今流行の和洋ミックスコーデは最高に似合います!
短い裄や丈も、シャツやスカート、ブーツやパンプスを合わせると
オシャレに決まります。

 

 

 

 

いかがでしたか?
アンティーク着物の定義、選ぶ際のポイントなどを語らせていただきました。
ちょっと工夫は必要ですが、
唯一無二のデザイン、現代では難しい技術。
百年も前に愛されていた着物に包まれて過ごす時間は格別です。

 

 

アンティーク着物との出会いは一期一会。
素敵な出会いのお手伝いをさせていただきます!!

※写真の着物はイメージです。実際には販売していない場合がございます。

 


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