着物の洗濯、どうしよう?お手入れ方法をご案内いたします!

  • 投稿日:2025.02.28
  • カテゴリ: その他

こんにちは!和ものや傳の高山です、
2月ももう終わり。寒くなったり暖かくなったりを繰り返している昨今ですが、少しづつ春に向かっているのでしょうね。

 

さて、冬から春へと変わる季節。
季節の変わり目にする事と言えば…
衣替え!

とはいっても着物は5月の終わり頃まで袷なので、冬のアウターや履物をしまうくらいでしょうか。
でもでも、季節はあっという間に過ぎていくもの。
今のうちに、予習しておきましょう!

 

と、いう事で。
着物のお手入れ方法
を今回はご紹介したいと思います!

 

 

 

おうちで洗おう

ポリエステル、綿、ウール etc…
「おうちで洗えるよ~」というフレーズに惹かれて購入というのはよくあります。
お手入れラクチンなのはとても助かりますよね!特に現代人は、学業お仕事お家の事など色々忙しいですし。
でも最初は「これ本当に洗っていいの?」とか「洗濯機?手洗い?どっち!?」など不安に思われたりもあるのではないでしょうか。
初心者の方であれば尚更です。
着物歴約20年の高山でも、リサイクルで買った着物を洗濯するのはドキドキしちゃいますもの…。

ここでは素材別に、お洗濯やお手入れの仕方をご紹介いたします。

 

ポリエステル
洗える着物の代表格、ポリエステル!私も仕事着などに愛用しております。
例え汚れても、すぐに洗って気にせず着られる。着付の練習でお世話になったよ!という方も多いのではないでしょうか?
そんなポリエステル着物は、洗濯機で洗いましょう!


・畳んだ着物を洗濯ネットに入れる。
・おしゃれ着用洗剤を使うと〇。
・弱水流がおすすめ。
流れとしてはこんな感じです。ちょっと繊細なお洋服を扱う時と同じ、と思っていただいて良いと思います。

実は、ズボラ人間の私は普通の洗剤と水流で、普段着のシャツやタオルなんかと一緒にゴンゴンお洗濯してしまっています…( 一一)
特にそれで生地が傷んだ!とかはありませんので、超カジュアル着物や安くて惜しげなく着られる着物などはそれでも良いかなぁと。
もちろん丁寧な方が長持ちしやすく安心なので、あくまで自己責任の範囲ですけどね。

 

 

綿
木綿や浴衣など、綿の着物。
こちらもポリエステルと同じく、基本は洗濯機で洗います。
手順も上の画像と同様ですね!
コットンの衣類を扱う時と同じような手順で問題ありません。

ただ、注意点が二つ。
ポリエステルよりもシワが付きやすいので、気になる部分はアイロンをかけると良いですね。
生乾きの状態の方がかけやすいです。心配でしたら当て布をするのがオススメです。
もう一つはポリエステルよりも縮みやすい事。必ず洗濯ネットに入れ、弱水流で洗いましょう。
やはり天然素材という事で、ポリエステルよりも少しだけ繊細な扱いを心掛けると良いかもしれません。

 

 

ウール・シルクウール
ウール系の着物も洗濯機で洗濯は可能です。
こちら中性タイプの洗剤で弱水流モード。
ウールのお洋服と同じような手順です。
ただ、綿よりも更に縮みやすいので、多少縮んでも問題ない物を覚悟の上で…という感じです。

洗濯機だとちょっと心配…でも洗いたい!という場合は、手洗いが良いでしょう。

着物をお家で手洗いする際は画像のように
・先に目立つ汚れなどを取っておく。
・大きなたらいや洗面台などで、付け置きをする。
・洗剤を洗い流したらバスタオルで包み水気を取る。
この辺りを意識して手洗いをしていくと良いですね。

家で洗えると言われる素材ですと
(ガンガン洗える)ポリエステル→綿→ウール→シルクウール(少し丁寧に扱う)
という感じでお洗濯の手順を考えていくのをおすすめいたします!

 

 

番外編 絹
絹は基本的に、お家での洗濯に適してはいません
シワや縮みの原因となってしまいます。
どうしてもなさりたい時は、傷んでも諦められる物を、自己責任で!
(ちなみに私は、1000円くらいで買った正絹の襦袢を洗濯機で洗っています 笑)

 

 

 

 

 

プロにおまかせ!

正絹の着物は、クリーニングに出すのが一番確実です。
でも心配なのはお値段。お店にもよりますが、丸洗いで5,000円以上…というのが相場でしょうか。
着る度に頼んでいたら、恐ろしい事に…!!

大丈夫、毎回じゃなくていいんです。

正絹の着物を着た後は、風通しの良い所に1日程度陰干しし、湿気を取ってから保管して下さい。
そして季節の終わりにクリーニングに出せば、そこまで気にならないと思います。
ただし、泥はねや食べこぼしなど汚れが付いてしまった時は、出来るだけ早くシミ抜きに出した方が良いでしょう。

さて、上記の文章で出てきたシミ抜き丸洗いとは何なのか?
これからご説明したいと思います。

 

 

丸洗い
丸洗いとは、文字通り着物をまるっと洗う事です!
これだけだと身も蓋もありませんので…ご説明をいたします。

正絹の着物を本格的に洗う洗い張りというのがあります。
着物の糸をほどき、各パーツにバラして洗い、縫って戻す方法です。
これは非常に手間と時間がかかり、費用も比例して高額になります。
丸洗いはそれよりもお手軽に、石油系洗剤を使用したドライクリーニングを施し、着物全体を綺麗にしていくのです。

ただし、注意点がありまして…
特定のシミなどは丸洗いで落ちない可能性があるのです。
なので、ついてしまったシミや汚れを落としたい方は、まずシミ抜きを頼みましょう。

 

 

シミ抜き
汚れにも色々な種類があります。
ファンデや口紅など化粧品、食べ物や飲み物、汗や血液、泥汚れなんかも。
油性や水性、タンパク質などの成分によって、アプローチ方法が違うのです。

汚してしまった直後に慌てて取ろうとして更に悪化させてしまった!というお話はよく聞きます。
(私もやった事があります…)
ですが、そこはグッと堪え応急処置程度にし、その後すぐにシミ抜きに出しましょう。
予後が全然違いますよ!

染み抜きは丸洗いと一緒に頼むと効果的です。
正絹の着物を洗いに出す際は、まず落としたい汚れが無いかチェックする事をおすすめいたします!

 

 

 

 

 

さて、ここまでで正絹の着物のお手入れ方法をご紹介いたしましたが
「一体どこに出せばいいの…?」という疑問もあるかと思います。

 

丸洗いでしたら、クリーニング店で着物を受けている店舗もあります。
ですが、染み抜きや洗い張り等の専門的な事となると、難しい場合が多いようです。
長く着たい大切な着物を預けるのなら、やはり専門店が一番…
でも、どこにあるの?

 

札幌市内ですと、おすすめはこちらです。
野口染舗さん
創業77年を迎える老舗。
豊富な専門知識を持つスタッフさんもいらっしゃり、丁寧に対応して下さいます。
もし着物の洗いや加工をお考えでしたら、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?

 

以上、おうち洗いからクリーニングまで、着物のお手入れのあれこれをお話させていただきました。
皆様の着物ライフに、少しでも役立てていただけたら幸いです。

 

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お時間ある時に、ぜひご覧くださいね~!

 


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